ライオンのおやつ
「ライオンの家」、それは、とある美しい島にあるホスピスの名前。そこには余命の宣告を受けた何人かのさまざまな個性の人たちが集い、人生の最後の日々を送っている。主人公の雫(29)が「ライオンの家」にやってくる日から、物語は始まる。 若くして余命を告げられた雫は、「ライオンの家」で残りの日々を過ごすことを決め、フェリーに乗ってその島に着く。島の緑の風景の中で、雫は思いをはせる。自分の複雑な家庭環境のこと。家族とのぎくしゃくした関係を改善できないままここに来たことに、雫は少しだけ心残りを感じた。 美しい島で、静かで穏やかな、絵日記のような時間が、雫のまわりで流れ始める。 「ライオンの家」では、入居者が自分の思い出のおやつをリクエストできるティータイム「おやつの時間」があるのだが、雫はリクエストしたいおやつを決められずにいる。 食べて、生きて、そして旅立つ。そんな当たり前のことが、とても貴い。 「ライオンの家」を切り盛りするマドンナというつわものの管理人、そして同居する仲間たちとの、ぶつかったり、笑ったり、泣いたりの日々が始まり、農業に打ち込む島の青年・田陽地(タヒチ)との甘酸っぱい時間も流れ始めて…。 雫は人生最後の特別な時間に、何を見つけ、そして何を残すのか。 すべての人にいつか訪れる日々をあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。
情報提供元: www.nhk.jp
放送局
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NHK BSプレミアム
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放送開始
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2021-06-27
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放送日
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毎週日曜日
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放送時間
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05:00 ~ 05:49
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主題歌
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公式サイト
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その他
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監督・スタッフ等
原作/小川糸 脚本/本田隆朗 脚本監修/岡田惠和 音楽/遠藤浩二 演出/永田琴、進藤丈広
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なずな さん
20代前半 女性
命というものの尊さや儚さを改めて思い知らされるドラマです。この世において唯一と言ってもいいかもしれない平等さがある死と自分はどうやって向き合っていくべきか考えさせられました。そして、何故人生まだまだこれからの小さな子供にも無情に死は訪れてしまうのだろうかと何とも歯痒い思いに駆られました。しかしながら、過剰な演出を取り入れないことによって生まれるリアルは本当に素晴らしかったです。