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惜しくも「バス雲」ヒロイン役のオーディションに落ちてしまい、落ち込む蕾未 (大和奈央)。そんな蕾未のもとへ真っ先に駆けつけた奏汰 (醍醐虎汰朗) は、自分の素直な気持ちを蕾未に伝えることに…。 そんな中、雫石 (竹財輝之助) から蕾未に一本の電話が入る。

決死の覚悟で『バス雲』のヒロイン役一次選考に応募した蕾未 (大和奈央)。しかしその音源を受け取ったのはなんと、蕾未のバイト先の冴えないアニメーター・ボサノバ (竹財輝之助) だった！ 実はボサノバの正体は、『バス雲』の生みの親である雫石誠司監督だったのだ。そんなこととはつゆ知らず、選考結果を今か今かと待つ蕾未。一方の陸 (橋本涼) もまた、小さな声優事務所に移籍して無事一次選考に応募していた。 そんな中、蕾未への好きの気持ちを再燃させる奏汰 (醍醐虎汰朗) だったが、鈍感な蕾未に思いが全く伝わらずにやきもき。 さらに、今も蕾未のことを思う陸を前に切なさを募らせた琴音 (佐々木舞香) は、ある行動に打って出て……。

声が出なくなってしまった陸 (橋本涼) は、祖母の看病のために声優学校を辞めて地元に帰ったはずの奏汰 (醍醐虎汰朗) と再会していた。奏汰は祖母を看取ったあと、上京してカラオケ喫茶で働き出していたのだ。 一方その頃、『バス停の彼女は雲と話す。』の声優オーディションを受ける気満々で奮起する蕾未 (大和奈央) のもとには、陸の行方を探す麗華 (凰稀かなめ) が訪れていた。麗華のただならぬ様子を見て、陸のことが心配になる蕾未。そんな中、蕾未はボサノバ (竹財輝之助) と共に、奏汰が働くカラオケ喫茶を偶然訪れて…。

蕾未 (大和奈央) が声優学校を卒業してから一年後。どの事務所の養成所にも入れなかった者が集まる、通称「底辺養成所」に流れ着いた蕾未だったが、それでも夢を諦めずに練習に励んでいた。 一方、大手事務所で紫音 (森愁斗) と共に新人声優コンビ“りくしお”として売り出された陸 (橋本涼)。次世代期待の新人ともてはやされるなど順風満帆かに思われたが、事務所の方針に釈然としない思いを抱えていた。 そんな中、ひょんなことから久々に再会した蕾未と陸だったが…。 さらに、2人の思い出のアニメ『バス停の彼女は雲と話す。』の長編映画化が決定し、声優オーディションが行われることに。しかし意気込む陸の前に、さまざまな試練が待ち受けていて…。

陸 (橋本涼) が蕾未 (大和奈央) に思いを打ち明けたことで、晴れて両想いとなった2人。だが、お互いを意識しすぎるあまりかえってギクシャクしてしまう。 そんなもどかしい2人を見かねた音羽 (菊地姫奈) の提案で、2人は初デートに漕ぎ着ける。 紫音 (森愁斗) のレクチャーも受けて準備万端の陸。波乱の初デート、そして2人の恋の行方は !? そして2年生に進級した蕾未たちは、大手事務所の養成所への所属がかかった “ドラフトオーディション” に挑むことになるが…。

成果発表会当日、カラオケボックスに閉じ込められたところを陸 (橋本涼) に助けられた蕾未 (大和奈央) は、もうろうとする意識の中、思わず陸に自分の気持ちを打ち明けてしまう。 翌朝。目を覚ました蕾未は、自分の部屋に陸がいることに驚き…… 一方、アイドル声優志望の音羽 (菊地姫奈) は毎日動画のLIVE配信を行なっていた。着々とフォロワーを増やす音羽に感心する紫音 (森愁斗) たちは、イケボファイブでも動画配信をしてはどうかと盛り上がる。 しかし同じ頃、奏汰 (醍醐虎汰朗) が入学以来初めて学校を休んでしまう。蕾未たちが心配するその裏で、奏汰は退学届を提出し……

奏汰 (醍醐虎汰朗) からの「蕾未ちゃんのことが好き」という突然の告白を受け、驚く蕾未 (大和奈央)。そんな２人を目撃してしまった陸 (橋本涼) もまた、動揺を隠せずにいた。 それから半年後。陸、奏汰、紫音 (森愁斗) 、右響 (若林星弥) 、弦 (横田拓也) の５人は、授業の成果発表会へ向け、声優アイドルユニット「イケボファイブ」を結成していた。声優事務所のスカウトも訪れるという発表会を前に、気合い十分で練習に臨むメンバーたち。一方の蕾未は里歌 (坂本彩) 、音羽 (菊地姫奈) とユニットを組んで朗読劇に挑むも、相変わらずミスばかり。そんな中、蕾未は奏汰からある提案をされる。

蕾未 (大和奈央) がその声に恋をし、探し求めていたエンジェルハニーボイスの持ち主は自分であると告げた奏汰 (醍醐虎汰朗)。 そんな中、深町 (木村昴) の授業では、さまざまなキャラクターの中からランダムで当たった役を演じる授業が行われる。相変わらず上手くできない蕾未に、持ち前の演技力で難なくこなす奏汰。陸 (橋本涼) もそつなくこなすが、プライドの高さゆえ深町からある指摘をされてしまう。 さらにダンス講師・YOSHIによるダンスのレッスンが始まった。紫音 (森愁斗) らダンスが得意な生徒が楽しそうに踊る中、陸はダンスの授業を拒否。陸にはなにやら理由があるようで…。

探し求めていた推し声＝エンジェルハニーボイスの持ち主は陸 (橋本涼) なのでは？ という疑惑を抱きながらも認めたくない蕾未 (大和奈央)。バイト先の先輩・久慈 (樋口幸平) の助言もあり、まずは陸のことを知るために仲良くなろうと決意するも、優秀な陸と補習ばかりで落ちこぼれの蕾未の差は開くばかりでなかなか近づくことができない。そんな中、陸の前に宝塚出身の人気女優である母親・麗華が現れ…。

徳島県から上京し、人気声優学校・東京ACT声優学院へ入学した桃井蕾未（大和奈央）は、声優になるために青春のすべてを捧げてきた夢に一途な18歳。 「絶対に夢を叶える！」と決意を胸に入学した蕾未だったが、元人気子役で実力派の音瀬陸（橋本涼）、アニメには疎いが天才肌の朝倉奏汰（醍醐虎汰朗）、歌とダンスが得意で“声優アイドル”を目指す黒岩紫音（森愁斗）ら個性豊かな同級生たちを前に、初日からすでに意気消沈気味。憧れの存在である元カリスマ声優の講師・深町（木村昴）と対面しても緊張するばかりで何もできない…。 そんな中、蕾未は練習のために訪れたアフレコ部屋で、ある“声”を偶然耳にする。