あらすじ
エピソード
頼朝がなくなって、混乱をきたしそうになりますが、最終的には政子が政権を牛耳る形となりました。頼朝がいないということは、これほど危ういことはありません。タイトルにあった13人で政治を決めていく時代に入りますが、これからが本番という気がいたします。義時は政治にたいしてある意味嫌気が差していたのでしょう。田舎に籠ると言い始めましたが、政子は必死に止めます。決め台詞は、「あなたが私にやれと言ったのだから、あなたも責任をとって、私を守ってください」というところですが、親族としてどこまで義時が守れるのか見ものです。
なんだか頼朝より頼家の方がタチが悪いかもと思っちゃいました。頼朝は戦いを経て地位を得たのでまだ許せたけど、頼家は乗っかってるだけの後釜なのでもう少し謙虚になればいいのに。後鳥羽上皇が尾上松也さんでハマってました。法皇が死に際に呼んでたあの子がこんなに成長したのね?と思っちゃいました。合議制を5人で行こうとして結局13人になったのも気に入らなかったのかなぁ。途中、義時に味方したい言葉もあったのに泣いた後に気が変わっちゃったのでしょうね。義時ももっとうまく丸め込めば良かったのに。最初に自分が入って引っ張っていくのを伝えればよかったのかも。
1週空いてからの鎌倉殿。どうなるか楽しみにしていました。とうとう13人の評定衆が揃いましたね。 でも、その13人に対して5人の簡単に言うこと聞きそうな若者たちを引き連れる頼家。 「若すぎるなぁ」と思いました。 頼朝は粛正はしたけれども13人に属する人たちや畠山重忠など有力な御家人たちと鎌倉を盛り立ててきたのではないか。 そういう人たちをないがしろにして、自分の新しい政治を築こうとしたって甘いでしょう。 個人的には大江広元が頼家に拒否されても「仕事に戻りましょう」と発言したのは理性的でかっこいいと思っちゃいましたが、それだけ幕府は大江広元のような文官や御家人の力で動いていたことだろうと察しました。 これだったら(ネタバレだけれども)頼家は死んじゃうなぁと思いました。 この先頼家がどのような末路を辿るのか。 それまでに義時はどのように働きかけるのか。 それが今後の楽しみです。
源頼朝亡き後、息子の頼家が鎌倉殿として若い将軍を地元の力ある5人衆で、鎌倉殿を支える話しになっていくが利権が絡んでいく。北条、比企、三浦、梶原など自分の派閥勢力を鎌倉殿の側に配置しようと企み、派閥毎の利害から訴訟取次ぎに13人もの側近が揃っていく。対して、頼家は自分が選んだ若手5人を重用し鎌倉殿13人のタイトルがいよいよ動き出した。重臣と近習の御家人達の派閥争いが始まる。頼朝の死が少し早すぎた。時代の覇者の課題、後継者。
頼朝亡き後、頼家が鎌倉殿となったわけですが、鎌倉殿の仕事は本当に大変なんですね。頼朝の存在があったら、何だかんだ頼朝の陰口を言いながらも御家人達が纏まっていたのかもしれません。頼家の政の負担をなくさせてあげようと御家人を集めたら13人にもなってしまった所は笑ってしまいましたが、頼家としてはいい気持ちはしないですよね。義時まで入ってましたし。ただ頼家が対抗して若者ばかりを集めて来た事には驚きました。御家人と対立してしまうのか今後が楽しみです。
鎌倉幕府を開いた頼朝の突然の死、鎌倉殿を継ぐのは息子の頼家。頼家は若手を新たに集めて、力のある者を抜擢していこうと改革を進めていく。北条や比企を重用はしないと告げ、一枚岩の鎌倉が揺れる。二代目は必ず創始者と比較される重圧がのしかかる。北条義時演じる小栗旬さんの知略、梶原景時演じる中村獅童さんの忠義、鎌倉の勢力図を我が手にと派閥を作っていく。本来5人衆で舵取りをするはずが、力関係で地元の有力者を集め覇権争いが始まってしまった。
頼朝が亡くなった事で、鎌倉が非常に騒がしくなってきましたね。頼家が継いでやっていく事は確実なものとなりましたが、まさかここで勢力が二分するとは思いませんでした。いくら鎌倉殿になったとしても、まだまだ若い子頼家には絶対的な権力がある訳ではないのですね。重臣達が依然力を持っており、今のところ頼家とは対等に近い印象です。ようやくここで13人が揃い踏みして本腰入れて政を行うと思ってましたが、頼家の納得した形で作られた訳ではなく御家人達が作ったとは。5人衆対鎌倉殿の13人、どうなるか楽しみです。
倒れた頼朝の前で後継ぎにまつわることを話していて意識が一瞬戻ったら面白かったのにと思っちゃいました。結局、寝たままに出家させられて亡くなって今までのアクの強さの印象が大きかったので拍子抜けした感じがします。義時は政子に任せて自分は身を引こうとしていてちょっと無責任だと思いました。りくが俄然やる気になって来ているので時政と比企の争いが次回は表面化しそう。頼家がもう少し英才教育されていたら引き継げそうだったけど、一緒に戦いに出たことがないのは御家人たちへの説得力に欠けると感じました。
とうとう頼朝が亡くなることとなりました。しかし亡くなる前から後継者争いが起こったり葬式で本当に悲しむ人が少ないあたり寂しい最後となってしまいました。平家を滅ぼすまでは神がかっていたのに公家との政治争いでは劣勢を強いられ辛い人生だったのかもしれません。そして政治に口出ししないよう言われていた政子が表舞台に出ることになるのですが、これまで御台所としてつらい思いもしてきたのに妹から拒絶され弟はもう少しで自分だけ伊豆に帰られそうになるなど中々ハードそうです。息子の頼家に早速平三が接近しているあたりも不安でなりません。義時の言うとおり皆が私心に走らなければ鎌倉は安泰でしょうが現状では分解寸前にも思えます。
頼朝が落馬してしまい、意識不明になってしまい、医者から後数日の命と言われてしまい、鎌倉殿の差を巡り、北条時政とりくは、全成を押します。しかし、政子は、それを許さず賴家に継がせますが、妹の実衣にも裏切られ、政子は困惑しますが、息子に継がせることにしますが、姉妹でも嫉妬心があり、怖いなと思いました。
頼朝の権力は絶大だったのですね。彼が亡くなるまでの時間というものがあっという間に過ぎ去った感がありましたが、亡くなることによって、周りの人間たちのエゴが透けて見えてくるあたりが、なぜか怖さを感じます。それにしても頼朝の最後はとても胸を打つものがありました。親族で亡くなる時と同じような場面でした。もう起き上がるとは思えなかったものが、最後の力を振り絞って、挨拶してなくなっていくところ、涙なしには見れません。政子とお話をしてなくなったことで、政子は少し安心したのでしょうか。
頼朝は落馬して意識不明になったと義時はいってましたが、本当はその前に意識がなくなっていました。義時は、それを知っていて、あえて落馬したことにして頼朝をかっこ悪く人間らしく終わらせてあげた気がしました。頼朝がなくなる前から後継者争いが始まってましたが、政子が指示をして頼家が継ぐことが一番安泰で、義時なしでは政子も不安だと思います。義時、政子お互いが寄り添い合い助け合う事で、鎌倉は続いていくんだろうなと思います。
今まで頼朝を中心にストーリーが進んできて、様々なものをを繰り広げてきた訳ですが退場する時はあっさりでしたね。いえ、むしろ主人公は義時ですからまあ分からなくはないですね。しかしその義時は自分を前面に出すよりも、周りの人間を持ち上げるタイプなのでなかなか表舞台に立とうとせずやきもきしました。しかし頼家1人では到底今の規模の鎌倉を治め続ける事はかなわないでしょう。どうやって義時がサポートしていくのかが見ものですね。そしてここから一気に北条の時代へと突入する空気が漂っている気がします。頼家のこれからの去就と、御家人達の動きが非常に気になります。
あんなに周りを粛正していた頼朝ですが、巴御前と会った時に弱気になっていたのか本音が出て心から謝罪していたのが印象的でした。やはりどこかで罪の意識を感じていましたが、立場上仕方ないと言ったところでしょうか。人から恨みを買ってるのをわかっていながら誰かに出し抜かれない様に周りの存在を消していくと言うのは大変恐ろしい事です。その刃が一度たりとも義時に向く事がなかったのが何より良かったですね。ここからの政子の活躍が気になります。
冒頭から暗いトーンで番組が始まり何となくいやな予感を持ちながら見ていました。頼朝はかなり疲弊して不安いっぱいの表情で気の毒でした。全成の占いに頼りすぎてちょっとでも不安を見つけると避けるように行動を変え、征夷大将軍の威厳はどこに?と感じていました。しかし餅を喉に詰まらせて何とか危機回避できた後から表情が変わっていきました。鎌倉を存続させることを課題に政子や義時に今後を頼み、人生に抗わず生きていくと穏やかな表情になったのです。安達盛長との昔を振り返る和やかな森の中、よかったなと見ていると、あっけなく天へ旅立ってしまい衝撃でした。時に勇ましく、時にずるく、時に優しく、コミカルな面も見せてくれた大泉頼朝、本当におつかれさまでした。しばらく頼朝ロスになりながらも鎌倉の行き先を見守ります。
すべてが空回りしていく頼朝が描かれていて少し今までのことを反省する姿が印象的でした。今頃遅いけどとは思いつつも人間らしさは十分感じました。弟の全成が頼朝に迫られて口から出まかせに言ったと後から言っていたのは笑えましたが。避けることを言うよりも開運することを言ってあげればよかったのに。息子の頼家がすでに二股掛けていたので驚きました。女好きが遺伝って微笑ましくないんですけど。プライドの高さも遺伝してそうで怖いなぁ。想い人の掛け橋になったのが三浦なので頼朝亡き後、義時と共に影響力を持ってきそう。巴御前にも会いに行っていたけど、泣いてたのはほんと?と疑ってしまいました。なんか嘘くさい気がしました、普段に人情的なところを見せてないとほんと疑ってしまいます。次回は新章な感じなのでまた楽しみです。
天命を果たした頼朝が、この世での役目を終え、自分の死期を薄々感づいている様子には、それを受け入れる辛さが感じられました。何とかこれに抗おうと、全成のアドバイスを聞き、守ろうとして足掻く姿には、潔さがなく、見苦しいと思いながらも、人間の本性が出ているようで、共感できました。そんな頼朝でしたが、最後、義時との会話シーンでは、自らの運命を受け入れた上、悟った様子は神々しく、ものの言い方、内容、特に表情がとても穏やかになり、菩薩のように見えました。それでも頼朝のラストシーンには寂しさを禁じえませんでした。
頼朝の最期がとてもきれいだったと思いました。自分の最期を感じ取り、迫る死の恐怖と闘う一方で周りの人々と穏やかに過ごそうとする頼朝の表情がとても印象的でした。特に頼朝とりくさんのシーンがとても好きでした。珍しい組み合わせだからこそ、彼の登場が少ないと感じてしまいました。頼朝が馬から落ちた後に何かを感じ取るように人々の鈴の音が響く演出が泣けました。怒涛の展開の中でも余韻を感じさせる丁寧なシーンがあるのがこのドラマの良さだと改めて思います。
「鎌倉殿の13人」は人の死を通して、視聴者に登場人物の人となりを伝えるドラマだと、思い知らされました。これまで、、上総広常、源義経など前半の物語を盛り上げた面々の死を見てきました。脚本が良い意味で残酷なのです。 重要な登場人物の死がメインで描かれる回は、前半からその人物が生き生きしている場面がたくさん用意されていて、ドラマの流れもコミカルであることが多いです。しかし、もうすぐドラマが終わりというところで死を迎えるので、心の準備ができていなかった視聴者が画面に釘付けになってしまうんですね。さて、今回は前半の主役でもある源頼朝の死が描かれました。人を信じられず、自分自身の死を恐れるようになった頼朝ですが、長い間相棒的存在であった義弟の小四郎義時や妻政子としみじみと語り合う場面が印象的でした。運命に抗うことはやめ、受け入れて生きることをことを誓う頼朝。前回まで、息子の頼家の妨げになる可能性のある人間の命をことごとく奪ってきた頼朝とは別人のような穏やかな表情を見て、視聴者も決断する側にしかわからない苦労があったのかもしれないと頼朝に多少感情移入してしまいます。 その日家路についた頼朝は、伊豆に流刑されていた時代から自分に仕えていた安達盛長と昔を振り返りますが、頼朝は死神に取り付かれたように落馬し、亡くなってしまいます。個人的には、先週まで頼朝には悶え苦しんで死んでほしいなんて思っていました。しかし、この場面を見て前半の主役が頼朝であったこと、ドラマを盛り上げるのに欠かせない存在だったことを改めて思い知りました。盛長の「佐殿!」の呼びかけには泣かされました。
いよいよ頼朝退場回。冒頭のナレーションで頼朝に死期が迫っていることが告げられ、否が応でも緊張感が高まる展開となりました。前回、全成にアドバイスされた避けた方が良いことフラグをことごとく回収していく頼朝。お餅をつまらせ(この時の目を白黒させる様子は頼朝じゃなくて完全に大泉洋)危機一髪からの、成るようにしかならないと吹っ切れたような笑顔。もしや今週は回避か?と思わせといての落馬。頼朝の死によって人生が大きく変わる人たちに、鈴の音が聞こえるという演出が憎いですね。頼朝亡き後の急展開が予想される次週も見逃せません。
頼朝の跡取りを巡って計略が盛んに行われます。そんな周囲の動きに脅かされつつ、もはや手がつけられないほどいろんなことに悩む頼朝です。大物将軍も一人の惨めな男に成り下がっているのに、切なくなります。自分のまわりに起きることを全て悪い方向に考えたりするところ、強い思想がないとやはりダメなのでしょうね。おかしな助言に従ったりして、今まで数々の失敗、殺害を繰り返してきたツケが回って来たのでしょうか。 そして、ついに心臓麻痺か何かわかりませんが、落馬した時には落命しています。寂しい末路でした。
今までの回を観ていて一番強く感じたのは 源頼朝を演じた大泉洋さんの演技力。 過去作品でもコミカルな役柄が多い中 権力者ゆえに誰も信頼できない懐疑心や冷酷さを 持った嫌われ者源頼朝という人物を 見事に演じ切り演技力の幅の広さを見せつけられた。 最後に最後に源頼朝の人間味という部分が 垣間見えて涙を誘った。 個性の強いキャラクター同士の滑稽な会話を描く様は 三谷幸喜が2016年に脚本をとった「真田丸」と 共通している部分もある。 しかし、人間同士の醜い争い合いがベースで 重たい雰囲気が流れる本作に関しては、 源頼朝亡き後どういった結末・演出で 着地するのが大いに気になる。
天から見放されつつあるのかもしれないと感じている頼朝が、強引に物事を進めて行く様子は、生き急いでいるという強い印象を受けました。愛娘の大姫が亡くなってしまうと、範頼が呪詛をかけたと怒りが再燃すると、義時が言っていたように「それは言いがかりと言うものです」と諫めたい気持ちでした。そして、伊豆で政治を舞台にした人を裏切ったり、裏切られたりということから解放され、幸せそうに暮らしていた範頼のもとに、あの暗殺者・善児の姿が見えると、息を呑みました。そして能面のように一切の感情なく暗殺を実行していく善児、彼を演じる梶原善さんの演技は圧巻でした。最後は、範頼が善児に殺されてしまい、人が良い範頼だけに、結構なショックでした。
大姫の生き様が余りにも可哀想で落涙しました。義高のことを忘れられずずっと思い詰めている姿は切ないです。頼朝の政略で縁談を持ち込まれても拒絶しますが、最終的には周りの人間に励まされて、前を向いて歩き始めますが、京都でのひどい扱いに再び立ち上がれなくなります。鎌倉に戻っても、もう彼女は死ぬことしか考えません。彼女はまさに不幸人生に飲み込まれていたのでしょう。亡くなった時、頼朝は災いの元は弟だと殺害させます。本当は頼朝の行いの因縁であるのにまた大切な弟を殺すなど、独裁者の極みに呆れるばかりです。
権力を手に入れ維持していかなければ、また騒乱の世になってしまう頼朝の苦悩。自分の弟達を殺してでも、守らないといけない自分の立場。戦乱の時代には良くある話しなのですが、実際にその時代に生きて実行しなければならなかった人の心理状況は、どんな状態だったのだろうか?と、考えずにはいられないです。脚本が良いので、暗いイメージにはなっていませんが、その時代に生きていた人達の裏切り、濡れ衣、見せしめを考えずにはいられないです。
何かにとらわれた様に次々と周囲の人間に罰を与え、恐怖を与える頼朝に私自身も恐怖を覚えました。あの場に自分がいるとしたらどんな言いがかりをつけられて自分の命を脅かされるかもしれないと考えると、当時の側近達からしたらとても穏やかではいられないでしょうね。今回で頼朝は全成以外の弟をみんな失ってしまったと言う事です、しかもその内2人は自分の手で。あそこまでやって、頼朝が自分が本当に欲しかったものは何だったのかとか考えなかったのでしょうか。理不尽なものも飲み込まなければいけなかったこの時代の難しさを改めて考えさせられました。
巻き狩りから何とか無事に帰った頼朝でしたが、さらに問題が重なってしまいます。範頼は、頼朝がまさかの時には自分が控えているので大丈夫です、とのニュアンスで黒い心はかけらもなかったようなのに、謀反の疑いをかけられ修善寺へ追いやられ殺されて気の毒でした。娘の大姫も、義高を慕い続け、つらい精神状態でいましたが、巴御前の励ましを受けて心に思うことができたのか、頼朝、政子と上洛します。帝へ入内に向けのぞんだところ、待ち受けていたのは丹後の局の厳しい言葉でした。つらい思いをしてし鎌倉へ帰り寝込んで亡くなってしまい、可哀想すぎます。父である頼朝は征夷大将軍なのに、自分の権威の確立に必死すぎて、余裕がない状態で、苦しそうです。一方政子は夫と娘に対して誠実に相対していて成長したなと気付きました。
ほんとタイトル通り、今までと同じパターンで頼朝を慕っている人物がまた殺されたので気の毒でした。範頼ももう少し食い下がればよかったのにと思いましたが。いい人はとにかく損する気がして社会の縮図を見ている気がします。比企がそそのかしたのを周りも言ってあげればいいのに。ただ告げ口も卑怯と罰せられそうなのでみんな顔色を伺って自分に火の粉が落ちないことを願っている雰囲気は感じました。大姫がせっかく少し気持ちが切り替えられたのに、入内の話で局に意地悪を言われて雨の日に家出をしようとしたのがたたり亡くなったのが気の毒でした。
万寿のための巻狩の裏では曽我兄弟主導の謀反が、そしてそれを阻止しようと義時たちが動く様子は、見応えがありました。表舞台の裏で蠢く陰謀が感じられるようで興味深かったです。これに遠巻きながら比企や北条の思惑が絡むので、さらに興味が増しました。これに対して漫画のようだったのは、巻狩で、結果を出せないでいる万寿を喜ばせようと、御家人たちが東奔西走する様子でした。「動かない鹿を用意していただきたい」って何だよとツッコミたい箇所もあり、笑えました。また、できない万寿に対して、できてしまう金剛の対照的な姿も笑えました。
万寿を見てていくら征夷大将軍の息子だからと言って、出来ないものは出来ないのだなとホッとした様なちょっと残念な様な気持ちでした。しかしその狩りをいとも簡単に出来てしまう金剛が隣で優しく見守ってるだけで、これでいいんだなと妙に納得させられてしまいました。また2人の関係が非常にいいものだなと思わされます。そしてラストまで安心は出来なかったですが頼朝討ち取ったりの報には焦らされました。史実で分かってはいるものの、最後まで顔を見せない演出にハラハラしました。しかしこれで範頼の行く末が危ない事になりそうです。ただ鎌倉を守りたいだけなのに、何故こうなるのか。頼朝にはもう少し心の余裕が欲しいですね。
万寿と金剛の登場にワクワクしました。とにかく金子大地さんと坂口健太郎さんがかわいくて仕方ありません!無邪気な少年ながらすでにしっかりとした嫡男としての強さもあり、本当に素晴らしいなと思います。鎌倉殿を狙う暗殺事件が起こり、騒然となるところが印象的でした。頼朝が「死んだか生きているかわからない」という状況の中でいろんな人が自分の利益を見据えて欲を出すところにぞっとしました。義時と比奈の関係も面白くなってきました。
狩に出てきた若武者たちの振る舞いが清々しくてとてもよかったです。特に坂口くんが金剛の役をやってなんでもできてしまうというところに、天性というものは表せる人と、表せない人がいるのだなと、納得してしまいました。万寿のために、動かない鹿を狙わせるところ、おかしくて笑い転げてしまいました。それにしても、今はどんな動物であれ、ドラマの中で殺すシーンはNGですので、ぬいぐるみを使っていました。それがいかにも安っぽいのでまた笑えてしまいました。あと、頼朝が死ななくてよかったと思いました。
ついに後白河法皇が亡くなりましたが、最期は後継ぎ?の後鳥羽法皇に楽しまれよと言っていたのが彼らしいと思いました。ナレーションでもありましたが、かき乱すだけかき乱した男でしたが、自分の人生は楽しんだのかもと少し羨ましくなりました。義時は八重を亡くしどうなるかと思いましたが、孤児たちに引き取り手を見つけているみたいで嫡男・金剛に愛情を注ぐことで生きる道を作ったので良かったです。ラストは時政が謀反の一味に騙されている感じになっているのが気になります。
八重が亡くなり、政子が様子を見に行っていたのが健気でした。それなりの身分になったけれどちゃんと姉として接してくれているところはほんと尊敬です。後白河法皇があっけなく亡くなったのでちょっと拍子抜けでした。もう敵なし状態だけど、後継ぎ争いは子供が大きくなってきているので発生しそう。時政が曽我兄弟の仇討ちのために力を貸すことになったけど、頼朝討伐の思惑があったので気になります。善児が聞いていて梶原から義時に話が伝わったので何らか手をうってくれそうだけど。
時代と言うものが一気に変わっていくものだと感じさせられる近頃の展開ですね。頼朝が全てのいわゆる邪魔者を取り除きここまで築き上げる事で、あっという間に天下を取る一歩手前まで来ました。しかし最後はこの国の礎ともなる存在でもある朝廷。破滅させるのも容易いですが、やはり立てて調和していくのが民にとっては心象がいい気がします。1192年をあっさり迎えたのが意外でした。しかし当然頼朝本人は噛み締め喜んでましたね。政子のあの嬉しそうな顔も今まで本当に大変だったんだなと感じました。
八重が亡くなり、抜け殻のようになった義時を見ていると、本当に辛い。一方、頼朝は朝廷に取り入って、征夷大将軍となり、事実上の頂点を極めました。帰宅して、妻に「征夷大将軍」と言わせて喜ぶ姿が、最高の幸せだったのかもしれません。しかし、足元は確実に燻っています。仇討ちをしたいという兄弟が出てきて、それを実行することになりますが、本当は頼朝が最終目標であることがわかり、いかに下克上の世の中であったのかよくわかりました。いずれは頼朝も殺害されますが、もう時間はないようです。
最悪の結果となりましたね。八重を失った義時はもう生きる意味を見失ってしまうのではないでしょうか。自暴自棄になる時が続くと思いますが、どこかで泰時の存在を思い出してまた元の優しい義時に戻って欲しいと思います。しかし皮肉にも鶴丸と言う似た名前の子供が来た事で無意識に八重はどこか千鶴丸と重ね合わせてたんですね。よりにもよって義時がいない時にこんな事が起こるのは本当に悔しいです。何故三浦義村はもっとちゃんと見てなかったのか、そんなに早く流されてしまうものなのか。色んな後悔が止まらないです。
鎌倉殿の13人は女性の生き様を中心に描いているのか?そう思わせる内容でした。前回では「静御前」正室である「里」木曾義仲の戦いに描かれた「巴」それぞれが一人の人間として強い意志を持ち、愛する人を支えていた健気な想いを感じさせてくれていました。今回は義時が愛した「八重」の最期が描かれており私は無常の想いに駆られました。八重の想いはいつも打ち砕かれてきました。頼朝との恋、千鶴丸の殺害、ようやく見つけた幸せな生活、身寄りの無い子供たちを育てる生きがい。一人の命を救い自らの命が果てていく。この描き方は残酷でもありながら、素敵な最後でもありました。歴史書では、あまり多くを語られていない「八重」を描き切った三谷さんの心意気もすごいものがあります。今後の北条政子がどう描かれていくのかが、とても楽しみにもなりました。
悔しくてしばらく思考が止まったような瞬間がありました。八重が歴史的に存続してなかったために、亡くなることは知っていましたが、本当に川に流されて逝ってしまった時、あまりにも理不尽だと三谷さんを恨みたくなりました。しかも、そばにいた山本耕史は一体何をしていたんだと怒りたくなりました。それなのに、反省することもなく、小栗旬は運がないやつだと言うところ、そんな言葉は必要がないだろうと思いました。それでも俯瞰してみていくと、彼女はここで亡くなるのが一番ベストだったのかもしれないと言う気持ちも湧き上がり、納得するしかない気持ちになりました。
この直近の状況を見る限り、頼朝以外幸せになれない世の中な感じですね。いつ濡れ衣を着せられて自分が殺されてしまうかもしれない、そんな恐怖を抱えながら生きていくのは本当に怖いです。目立つ事は出来ないし、ひっそりと従順に生きていく事がこの世界の正解なのかな。少しでも出た杭は漏れなく打たれている感じがしますね。頼朝は藤原秀衡がいなくなるのを待っていたのでしょうか。二人の息子が仲が良くないのを知りながら。義経にはやはりもう少し生きてて欲しかったです。
法皇のように、ライバルを競わせて高見の見物を楽しむ権力者は、いずこの時代も同じです。壇之浦の戦いで、義経のせいで、安徳天皇と、三種の神器である宝剣を失って、源氏と朝廷との関係を悪化させたと平家物語で書かれたのも、義経には不運でしたが、常識を破る時代の寵児はいつでも、叩かれ役です。義経をめぐる3人の女も波乱の人生でした。ドラマでは里と静が対立しますが、正妻の里御前は、義経が法皇に検非違使に任命された前後、頼朝の因縁で、結婚した頼朝の家臣の川越重頼の娘だったのですが、頼朝に、にらまれても、義経と娘を連れて奥州に逃げて義経と命を絶つのは可哀そうです。兄に裏切られた義経が精神的に頼れるのは里だけだったのかも知れません。かたや、妾の静御前だけは生き延びますが、義経の息子を出産すると、政子が助命を頼んでも頼朝に殺されるのは、坊主憎ければ袈裟まで憎いのたとえ通りです。更には義経は壇ノ浦の戦いの後、平時忠に頼まれ21歳の蕨姫を囲ったようですが、脇が甘い義経が、頼朝の反感を買う原因のひとつになった説もあるようですが、頼朝も八重と政子と、亀の3人の女の間を、遊泳する姿が笑えますが、非情な戦闘マシーンのように見えた義経も、色恋には、血が通っていたのが人間らしくて、可愛いです。
義経の最期をメインに描いている今回ですが、私はあえて静御前の死への覚悟を描いたシーンが印象に残りました。身分を隠してでも静と宿した命を守ろうとする北條家の計らいに、一度は心を固めたかに思えた静御前でしたが、舞う事で生き抜いてきた己を欺くことはできずに覚悟を持って歌い舞う姿には感動しました。権力争いの思惑に振り回された義経、死んでからしか弟に本音を曝け出すことができなかった頼朝。虚しい気持ちだけが私の心には残りました。
とうとうこの時が来てしまいましたか。仲の良かった頼朝と義経、義経が平家を倒した事を直接頼朝にあって報告できていたら、義経の奥さんが刺客を仕向けなければ、今思えば少しの事で、頼朝も義経も勘違いをしていた事、悲しい事です。静御前の話を義経にし、頼朝への怒りを義経に植え付けさせた後に、泰衡に義経の首をとらせるという自分を手をつけない作戦。それを実行仕掛けたのは義時ということもショックでしたが、義経が亡くなる前の鎌倉を攻める作戦の話を聞いている義時の顔は義経への色んな思いを感じましたし、義経らしい亡くなり方で菅田将暉さんの演技に感動しました。なんて頼朝はひどい人だと感じてましたが、頼朝が一番辛かったかもしれませんね。義経の首と話をしていたシーンは涙涙でした。
源頼朝と義経の確執終了が大きなテーマとなった回でした。最後、大きくすれ違った義経は文字通り物言わぬ帰還となりました。菅田将暉演じる義経はまさに嵐のように去っていきました。登場時の奔放さ、戦における非凡な才、そして才ある故迎えた悲劇的な最後。私の中の悲劇の軍神・義経をきっちり演じてくださいました。最後、義時に無邪気に鎌倉攻めを説明しその案を、景時なら分かるといい書状を渡すシーン、そして続く外で弁慶が時間を稼いでいるところを楽しそうに見つめるシーンは脚本家と演者の魂を感じました。史実は別にして、実に三谷さんの描く源義経らしさが出ていて静かですが立派な最後でありました。首と対面した時、頼朝は実際何を思っていたのでしょう。事実は明確な記録が残っていないのでわかりません。頼朝を演じる大泉洋さんのように気持ちが耐え切れず慟哭したのでしょうか。はたまた事も無げに確認しただけでしょうか。最後の答えのない2人の問答は今回のドラマ性がある見どころの1つでした。解釈は人それぞれなので賛否はありますが泣き叫ぶ頼朝もあったのかと思います。何処で道を間違えてしまったのだろうか、他に方法があったのでは考えたのかもしれません。今後、頼朝は本格的に幕府を設立に向けて動き出し、義時を含めどのようなドラマが待っているのでしょう。この先の歴史をある程度知っている身としては気が重いところはありますが来週以降も楽しみです。
夫の趣味で見始めましたがとても素晴らしいです。 登場人物とそれを演じる役者さんの演技に魅力されっぱなしです。 今回九郎義経の最期が描かれましたが、あんなに無邪気で自信家だった九郎の苦悩を菅田将暉さんが見事に演じていました。元は兄である頼朝の役にたちたかったのに色々なしがらみに翻弄され、またその才能や性格が災いしてすれ違ってしまった兄弟の姿はとても切なかったです。 頼朝はあれだけ九郎を追い込んでいたのに死後に戻ってきた九郎に対しすまぬ、と泣き崩れる姿にはもらい泣きしてしまいました。 後白河法王が本当に憎たらしく感じるのは、西田敏行さんのタヌキ具合が素晴らしいからかな、と。 あんなに優しい小四郎も九郎討伐の際の暗躍には、遂に…と悲しい気分になりました。 今回の大河は小四郎が主人公だけど、その周りの人々それぞれのドラマが強すぎて誰がメインかわからなくなる時もしばしば。今後頂点に登り詰める鎌倉殿の隣でどう活躍するかに期待です。
源義経が育った奥州にまで引っ込み、兄である頼朝が天下を収めることを夢見て、静かに暮らしていく覚悟を決めたのに、権力に取り憑かれた頼朝には義経の真っ直ぐな気持ちが見えなくなってしまっているのが悲しい。平家を倒した立役者だけに、自分を超える能力を恐れてしまった結果か、もし兄弟揃って天下に号令出来ていたならば、歴史は変わっていただろう。静御前の凛とした振る舞い、義経の危惧した鎌倉進行計画、義経が鎌倉に戻れたのは首だけで、頼朝が初めて気づく義経のありがたみが切ない。また、時代は動き始める。
奥州に逃げた義経を受け入れてくれた藤原秀衡がしばらくして亡くなったのが切なかったです。頼朝はどこまでも義経が邪魔なのかすぐに義時を向かわせますが、藤原の兄弟の仲間割れさせて義経を殺させ、さらに大義名分を付けて藤原氏も滅ぼそうとしていて悪意ばかりで嫌になりました。そしてそれに染まっている義時にも魅力を感じません。義経と静御前の子供も生まれてすぐに殺していたし。正妻の里から京で襲われたのは頼朝の仕業ではないと知らされていたけど、静御前を殺そうとして結局自分が報いを受けているので意地悪しなければ良かったのにと思いました。義経の首の前で頼朝が泣きながら問いかけてましたが、そんな気持ちがあるのならもっとやり方があったと感じました。
時代や政治に翻弄された二人の顛末はとても切なく、頼朝の号泣シーンにはこちらも画面越しに涙が止まりませんでした。また、弁慶の立ち往生として有名な弁慶の最期のシーンも、義経との軽快ながらも信頼関係が伝わってくるやりとりの後、弁慶の戦う声と覗き穴から伺う義経という表現だけで描写されたのもとても新鮮で素晴らしかったと感じました。戦の策以外はずる賢さを持ち合わせておらず、兄との関係も上手に運ばないまま時は流れますが、鎌倉を攻める策を持ち合わせてたのに戦は仕掛けず、結局は兄頼朝のことを慕っていたんだろうなと切なくなりました。それぞれの登場人物に思わず感情移入してしまう、役者さん達の演技も素晴らしかったです。
平家を滅亡に追いやった義経。その戦の才能が仇となり、頼朝との間に確執が生まれました。 奥州に帰り着き、藤原秀衡から労を労われその功績を認めてもらえた義経。大好きな兄頼朝から聞きたかった言葉であろうと思うと胸が痛かったです。 頼朝が、鎌倉幕府を守るため義経を処分するよう義時に伝えたときは、なんと非情なことかと思いましたが、その命令を坦々と進めていく義時にそれ以上の恐ろしさを感じました。我が子を抱く優しい父親の顔とは正反対でした。 義経の最後が迫るとき、義時を呼びだし鎌倉討伐の作戦を話す義経。その見事な作戦に感心する尊敬の眼差しの義時。でも、敵に回すにはやはり恐ろしい人だと思ったのではないでしょうか。 義経の首桶に1人むせび泣きながら話しかける頼朝の姿は、とても辛かったです。こんな形でしか再会できなかった兄と弟。人間らしい頼朝の姿を見ることができたのはせめてもの救いとなりました。
前回、奥州にだけは逃げてはダメだと忠告を受けたにも関わらず、奥州に逃げた義経でしたが、歴史的にそういうお話なので仕方ないことですが、「あんなにダメだと言われて奥州に戻るだなんて!」や「考えればわかるのでは?」などと思いながら序盤を観ていました。 その気持ちは、終盤になるほど募りました。 義時の静御前の話で義経の憎悪を煽るシーンや遺言により義経を受け入れていた奥州藤原泰衡は頼朝の策略により義経を討ち入りするなど忙しなく話が進んでいき、最後の義時と義経、二人きりで戦術を話し合う姿は、やはりあのとき義経が忠告を聞けてたら、と思ってしまうシーンでした。 良く知られている話の回でしたが、討ち取られる前の義経が義時に自分が鎌倉に攻めるとしたらこうする、とキラキラした表情で話す姿にオリジナリティがあり、夢が持てる内容となっていました。人によっては好き嫌いが分かれるかとおもいますが、私はこのオリジナルストーリーを好ましく思います。
このドラマでの義経のポジションについては、色々賛否がありますが、最後に来て、ナレ死とはいえ、家族みんなして泣いてしまいました。三谷さんが描いた義経は天才ではあるけれども、嘘つきで傲慢で女好きと言うイメージですが、その義経も最後の死に対しての爽やかな覚悟に涙しかありません。滝沢くんが義経役をやっていた時のイメージとはかけ離れているとはいえ、やはり義経は日本人にとって心の故郷のようなところがあるのでしょうね。修行を積み、頼朝のために尽くした天才にあっぱれと言いたくなります。
義仲も平家も必死で戦って討ってきた義経がとても不憫でした。頼朝は八重に相談、全成は供養の機会を作って、政子もなんとかして九郎殿を鎌倉に戻そうとしていたのですが、なかなか帰って来れません。後白河法皇が仮病を使ってでも、義経を京から出そうとしなかったのは自分勝手だなと見ていて気分が悪くなりました。また、叔父の源行家は頼朝追討へと誘いをかけたのに、分が悪くなると何と逃げていきました。それでも武士か?と思ってしまいました。そんな義経の元に出向いた時政は違いました。最初こそ顔を見て「ニセモノである」と大声を出しますが、すぐ笑顔を見せて、今からでもなんとかならないかと逡巡する義経に、「自信を持つには体験だ」とメッセージを伝え、この先への希望を持たせていました。義時はもはや自分はまっすぐではいられない立場になっているため、義経に「まっすぐすぎた、うらやましいほどに」と言葉をかけていました。義経の運命と、義時の今後の成長が楽しみです。
法皇はとんでもない悪党だということが良く分かりました。二つの拮抗する力を楽しむあたり、相当のタヌキでしょう。義経はまっすぐすぎて、人を信じすぎます。かつては嘘つきで嫌なやつと思っていましたが、平家を打倒したころから、なんだ良い奴じゃないかと感じてたのですが、戦いの知略はあっても、政治的な狡猾はありません。法皇に振り回されて、愛する兄の頼朝とも戦う羽目になります。戦いの天才は政治の天才にはなれないのですね。まして、正妻にも図られるなど可哀相でしょう。どうか、義経を頼朝の元にと願うばかりです。
源頼朝である鎌倉殿演じる大泉洋さん、源義経演じる菅田将暉さんの兄弟であるがゆえの恐怖、出来過ぎのNo.2を持つトップの妬み。上手くいかない時には協力出来るのに、成功するにしたがい疑念が芽生えてしまう人の心は、源平の世の中から今の現代まで変わらない人の心が見応えあります。そして、その力を利用して自分の地位の安定を策略をもって操る、公家や後白河天皇などの私利私欲。時代は変わっても、文明が進化しても変わらない人の欲望が見どころです。
不穏な雰囲気が漂う源頼朝と義経。戦闘狂のサイコパスのように描かれた義経ですが、こうも周囲に利用され振り回され辛い立場に置かれると可哀想に思えてきます。愛する兄との対立が近いことを肌で感じました。 法皇もかなりの悪党ですね。2人の対立を楽しんでいるようです。小細工で脈を止めるなど、義経を手のひらで転がしています。ただ、その時のナレーションには少しクスリとしてしまいました。
不穏な雰囲気が漂う源頼朝と義経。戦闘狂のサイコパスのように描かれた義経ですが、こうも周囲に利用され振り回され辛い立場に置かれると可哀想に思えてきます。愛する兄との対立が近いことを肌で感じました。史実から察するに、この先のストーリーはかなり荒れていきそうですね。 法皇もかなりの悪党ですね。2人の対立を楽しんでいるようです。小細工で脈を止めるなど、義経を手のひらで転がしています。ただ、その時のナレーションには少しクスリとしてしまいました。
人の歴史や運命はこうも翻弄されていくものなのかと少し悲しくなりました。源義経はただ戦が好き、兄に認めてもらいたいと言うだけであれだけの武功を挙げ頑張ってきて凄い男だなと思いました。しかし後白河法皇に始まり梶原景時、源行家と次々に彼らの言葉に乗せられとうとう源頼朝との戦となってしまうとは。最後に北条義時が一時戻ってきた義経と話した時の、戦がなければ生きてはいけないと言う言葉で私も全てを諦めました。平和な世では満足出来ないのだなと、本当に平家を倒す為に産まれてきたんだと思い複雑な気持ちです。
義経、せつない! 頼朝お兄ちゃんを好きなだけなのに、会いたいだけなのに、後白河法皇のせいで、あんなことになってしまうなんて……。それにしても脈まで止める狸芝居っぷりはさすがです。また、義経が襲われるシーンが、義経がかっこよく戦うところを見せてくれてありがとう!と感謝です。やっぱり義経はかっこよいです。そして、北条政子の膝枕に感謝しているところもよいです。あー、義経大好きなのに、今後がわかっているだけにつらいです。
歴史を知らない私からしても壇ノ浦の戦いは知っているが、細かい所は知らなかったのでまた迫力ありました。女性系天皇が三種の神器を守るために海に沈んでいった所は衝撃的でしたし、義経の作戦はとても人の事を思うやり方だと思えなかったです。民の船乗りを先に仕掛けるなんて、当時でも周りからは非難が起きたんですね。ただこのやり方でなければ義経は平家を滅ぼせなかったかもしれない、根底は民のためにした事だと最後に気づきました。初めて見る義経の姿に少し驚きました。
鎌倉殿の13人の中では名話回と言っても過言ではないこの「壇ノ浦の戦い」。構成から放送した日が母の日という時点でも、大河ドラマ史上決して忘れられない物語になりました。大河ドラマを何回みても、この壇之浦の戦いのシーンだけは胸が痛みます。しかも今回は母の日、そんな日に壇之浦の戦いで安徳天皇が海に沈むのを見るなんて。母の愛に飢えている義経のやるせない顔も切ない気分になりました。それを見守る坂東武者の中には手を合わせるものや、目を見張るもの、また目を背けるものもいて目の前で幼子の命が亡くなる儚さと、それでも戦を繰り返すことの意味を考えさせられました。とにかく辛い回でした。
壇ノ浦の戦い自体は出来事としては知っていましたが、そこに至るまでの物語は知りませんでした。三谷先生がどのくらい脚色されたのか分かりませんが、興味深く拝見しました。頼朝も戦場に行って戦っていたものだと思っていたので驚きました。自分の中では源義経はもっと物静かで穏やかな人だと思っていましたが、豪快ぶりに驚きました。その役を見事に演じている菅田将暉さんはやっぱりいい俳優さんだなぁと思いました。
何でしょう。この辺りから義経と頼朝の大いなるすれ違いの始まりとなってしまいますが、この後頼朝は暴走してしまう事になりますね。そこに梶原景時の悪意が入っていって、純粋で戦以外で人を陥れる事を知らない義経はただただ流れに身を任せるだけになってしまうのでしょう。同情すらしてしまいますが、変な言い訳をしたくないと言う頑固なところもあるので口下手で字が上手く書けなくてとますます良い方向には転ばなくてやきもきしてしまいます。平宗盛と心を通わせる事になった義経ですが、彼の好意も裏目に出てしまいもうどうしたらいいか分からないですね。何とか仲直りしてほしいです。
義経を悪人として扱う三谷さんの捉え方はかなり徹底していますが、確かに歴史的に見ても、周りの迷惑を顧みず、勝つために無理なことをかなりして、戦況を良くしたということがこのドラマでよくわかります。滝沢くんの時にはこんな描き方をしなかったのですが、攻める時の仲間への無理強い、そして平家を滅ぼすために、船を操る人たちを殺害したというのはあまりいただけない話です。手段を選ばない義経であったからこそ輝かしい戦績を上げたのでしょうか。いずれにしても、できない話ですが、本人と話して見ないと彼の人柄は最終的にはわからないような気がします。
この時代では元服と言う文化があるかもしれませんが、義高だってまだまだ子供。それが大人達の勝手な都合によって良い様にその身を操られ討たれてしまうのが悔しくて悲しかったです。しかも我慢して待っていれば大姫が頼朝を説得したのにも関わらず、ほんのボタンの掛け違いから義高は一人出て行ってしまいこうなってしまいました。もっと何かいい方法はなかったのか?鎌倉殿の〜に関しては義時が義高からの信頼を無くしてる事で一人で逃げてしまったので、義時は責任を感じてるかもしれないですね。
まず、木曽義仲が源義経に手紙を出しても仕えの者の首しか帰ってこなかったのがかわいそうだと思いました。また、義経の戦のやり方がとても賢く、頼朝が義経を大将にしたのはそういう所を見て、大将にしたのだと思いました。 結果的に義仲は義経の軍に討たれましたが、巴御前がその後どうなったのかが描かれなかったのが残念でした。 次は平維盛との戦いになると思いますが、結果を知っているだけにだんだん亡くなっていくのは寂しいなと思いました。
ネタバレになるかもしれませんが、なんといっても広常の暗殺シーンがこの物語の前半のクライマックス。そもそも善児が出てきた時点で嫌な予感がしていたのですが。そして頼朝の身内以外いや身内さえも信用しないところがよく表れていたと思う。演じていた大泉洋さんさえ憎く感じました。広常が暗殺された後に出てきた必死に書いていた文。涙が止まりませんでした。そして広常の亡き後に生まれた小四郎の子供の泣き声がなんとも言えませんでした。今後小四郎がどうなっていくのか楽しみのような不安なような思いがしました。
今回のタイトルにある「足固めの儀式」とは、ストーリー上は別の意味ででっち上げられた儀式でしたが、この話において頼朝が仕掛けたのはまさにこの「足固めの儀式」そのもの。 将来的に脅威となりうる近しい物を粛清し、盤石の体制を築くためのもので、そうしたギミックも含めて脚本の構成の巧みさはさすが三谷幸喜と思わされるものでした。 きれい事だけで天下を取ることはできない。 組織運営のために非情になるべき部分など、上に立って組織をまとめ上げる者としての頼朝の恐ろしさを感じさせられた回でした。
木曽義仲って、本当はどんな人物かはわかりませんが鎌倉殿を含めて色んな物語を見ると実直な人だったのかなと思います。だからこそいつの時代もちゃっかりしてる人間からはしてやられ、割りを食う事になるのかなと。とうとう後白河法皇と対峙するところにまで追い込まれてしまいました。もう後には引けないから、このまま頼朝と戦うしかないですね。そして義経のフラストレーションもMAXでしょうからちょうど上手くいく流れなんでしょう。これから始まる大いなるストーリーに期待です。
この回のクライマックスで「上総介~~~!!」と叫びそうになりました。 上総介広常。いや、佐藤浩市さんが好きでこのドラマにも出演するのかと楽しみに視聴していたので、すごく悲しかったです。 まぁ、この辺の歴史が不勉強でまさか上総介広常があんな死に方をすることを知らなかった自分を自分を恥じるべきなのですが。 これからはこの辺の歴史を予習してから鎌倉殿を見たいと思います。 その方が心臓に悪くないから。 高校の日本史でうっすらとこのあたりの時代は武士が死に行くという記憶しかなかったけれどもこれほど凄惨で悲しいものだったとはと衝撃を受けました。 上総介広常の死は悲しい歴史のほんの幕開けに過ぎませんよね。 悲しいけれどもこれからどうなるんだろうと思わせる三谷脚本も素敵だなと思いつつ、これからの動向を見守っていきたいと思います。
やはり戦の世と言った雰囲気がどんどんと出てきましたね。平家打倒の為に絶好調な木曽義仲ですが、頼朝とはライバルとかそう言う目では見てません。しかし頼朝は手柄を取られては大変だとそれに躍起になってあれやこれやと考えているのが対照的だと思いました。実際、今の木曽義仲は義経と同等くらいではないでしょうか。そしてその頼朝の背後で蠢く謀反の気配ですが、義時が上手くやりそうですね。この辺から頼朝の有能な腹心としての働きが増えてくるのでしょうか。義時の活躍が楽しみで仕方がないです。
ラストが見ているこっちが恥ずかしくなるくらいの純愛ぶりと、想いがやっと通じ合った瞬間で私まで感無量な想いになりました。それくらい義時は聡明というか、控えめと言うか身の程を必要以上にわきまえようとしますね。しかしだからこそ頼朝が全幅の信頼を寄せているのだと思います。だから八重と結ばれて欲しいとずっと思ってました。ストーリーとしては今はまだ色恋だのと言っている段階ですが、史実を見ればこの先の悲劇があり少し憂鬱になりそうです。どうか義時と八重にずっと平穏が訪れます様に。
もうめちゃくちゃですね。伊藤祐親を討ってしまってから頼朝のタガが外れたのでしょうか。今度は女性関係でうつつを抜かすとは後の征夷大将軍と考えると何とも言えないですね。八重に関してもあわよくばと思っているのでしょう。それでは義時があまりにも可哀想ですが、次は亀と言う妾まで出てきて収拾つかない感じでびっくりです。時政はポイントポイントで度胸を見せますが頼朝に対してとうとうブチ切れてしまったのは意外でしたが、カッコ良かったです。これから鎌倉はどうなるのかハラハラですね。
まさかの八重の父である伊東祐親をその手にかけるとは、なんて苛烈な時代なんでしょう。そして裏で暗躍する善児の不気味さが光りましたね。あんなのに狙われたら気が休まる日がないと思います。それを指示した頼朝の冷酷さにもまたかなり恐怖を覚えました。全成の言葉一つで、信心深い頼朝の行動がこうも激化していくのは周囲としてはいつ自分もどうなるかと思ってしまうんじゃないでしょうか。しかし自分の孫でもある千鶴丸を殺してしまった事自体は私も許せないです。人としてよくそんな事ができるなと。幽閉とかどこか地方へ送り込むならわかりますが、あまりにも非道です。
ようやく源氏の一族が結集!と言った感じで壮観でしたね。ここでも義時がまた一つ特別な存在だと言う事にこちらまで誇らしげな気分になってしまいました。しかし期待していた義経の本当の活躍はもう少し後までお預けの様ですね。彼が持つ強さがどんな強さなのかな興味はありますが、楽しみはこの先にとっておきます。そして範頼、全成、義円と集まってみんなで戦うのでしょうか。それぞれに役割がある気もしますが、これからの平家との対峙が楽しみです。また頼朝はどこまでも女好きな一面を見せますね。八重との間にはあれだけ色々あったにも関わらずまた近づこうとするその相手の事を考えないところはあまり好きではないです。義時と八重にくっついて欲しいです。
頼朝はかなり焦っていますね。確かに最近力をつけてきており、もう何より念願の平家の喉元にまで迫ろうかとする勢いですから当然だと思います。しかし敵だけではなく同盟・中立の人間にまで気を配らなければいけないのは相当に骨が折れるでしょう。武田信義はその最たるもので強力なライバルでしたね。天が味方してるのか頼朝側に軍配が上がる様ですが、今度は坂東武者側の気質がこれを阻む形となるのは意外でした。いくら頼朝を担ぎ上げて天下を取ると行っても、自分達の土地はやはりどこまでも大切なんですね。ここで義経が出てくるのは彼にとってベストタイミングでしょう。流れが変わりそうで楽しみです。
とうとう平家を取ると言うところにまで来ましたが、まだ武田と言うライバルがいましたね。同じ源氏の血を引く者同士、先に討ち取った方が勝ちだとこの時代の在り方を感じさせる内容だと思いました。また畠山重忠や梶原景時もここで合流する流れになるのは自分の中でかなり盛り上がりました。役者が揃ったと言う感じですが、いまいち寡黙な梶原は何を考えてるのかよく分からないですね。この先裏切ったりとかしないといいのですが。そして大物が増えてきた事で義時の人と人を繋ぐ能力が発揮されそうで楽しみです。頼朝も義時のそこを買って側に置いているのでしょう。一丸となって平家に立ち向かっていくところが見たいです。
源氏の命運を握る立場についた上総広常の存在感が抜群でした。源氏と平家を天秤にかけ、最後まで焦らし、やっと決意したシーンでは「山が動いた」というような圧巻の象でした。そのきっかけとなった頼朝の行動にも目が留まりました。こんな大変な時なのに、見かけて気に入った亀という女性と逢引したいがために安達盛長にお願いする頼朝には「何をやっているんだ」とツッコミを入れたいところでした。頼朝と亀が床を共にしているところに、大庭影親の手の者たちが夜討ちに来ますが、無事に生き延びたこと、そして遅参した上総広常に対して「役に立たん」と頼朝が一喝したことなどから、上総広常が頼朝の器の大きさを感じて、頼朝に身命を賭して尽力することを決意する展開に、胸が高鳴りました。
頼朝を見捨てかねない登場人物たちの様子には口元が緩みました。平家の追討軍から石橋山の山中(ししど窟)に身を隠している頼朝に、安達盛長が自害のレクチャーをする件、武田抱き込み作戦に失敗し、帰路で襲われる北条時政の言葉、さらに戦況が悪化している頼朝軍を見て、相手に頼朝の首を差し出すと言い出す三浦義村、三谷幸喜さんの作品らしい喜劇を感じますが、頼朝本人はたまったものではないでしょう。坂東武者たちから押し出される形で、挙兵を宣言する頼朝に、やっとかとの思いでした。さらに上総広常の登場には今後の期待感が高まりました。
初めて人を斬り、手が震える義時を前に、相手の頭にとどめを刺す宗時、そして斬首する時政のシーンは結構な衝撃です。しかし、最大の衝撃は最後に待っていました。工藤茂光と行動を共にしていた宗時でしたが、この2人のもとに気配もなく近寄る人物が!頼朝軍に暗殺者として送り込まれていた善児です。彼の行動はまさに暗殺者と言わんばかりで圧倒されるというか、静まり返るような緊張感&圧迫感がありました。彼を演じている梶原善さんがとても良い演技をしています。さすがに主人公の近辺の者、しかも今回は身内が殺されてしまうとショックが隠し切れません。
これから物語が大きく動き出そうと言うときで楽しみですね。しかし兵を挙げるには坂東武者の力が無いと無理だと、それは当然、彼らがいないと頼朝は1人と変わらないですから、現実を見なければいけません。そしてプライドの高い頼朝ですが、歩み寄る事も必要だと強く頼朝に言ってのける事が出来るのは義時だけでしょう。上下関係と頼朝とは立場は違いますが、今やるべき事をやる為に優先する事を時には頼朝であっても強く進言するのはさすがと言う所ですね。そしてそれこそが2人の絆を強くする要因となると思います。ますます頼朝から義時への信頼感は高まるでしょう。義時の持つ人を想う能力が発揮され始める頃ですね。
口コミ・感想
いつもの大河とは違い、所々コミカルにえがかれて面白い。 現代がミックスされたような感覚になる。 特に小池栄子さんが魅力的で、毎回楽しみにしている。 そしてやはり、小栗旬の演技力。前回の頼朝をふるいだたせる迫力表情。一皮むけた義時、これからがますます楽しみだ。 13人というが、役者がすごすぎて誰を指すのかわからないほどだ。
キャストが豪華です。大河はあまり継続して見ることが少ないのですが、今回はキャストがよいので見ています。大泉洋さんと小池栄子さんのキャラクターが特に好きです。三谷幸喜さんの世界観で描かれているからちょっと時代劇のようなかんじがせず今風なところも多々あるように思いますが、それがまた面白くあります。楽しく歴史を学べるのが良いです。
大河ながらもやはり三谷幸喜ワールドが全開です!主人公の義時が頼りないキャラクターの中、頼朝の周りも何処となく心配が拭えない面々です。一方で女性陣が地に足をつけた佇まいで力強い中、戦のシーンも出てきても義時がへなちょこだったりしましたが、後半へ向けてキャラクターが大きく逞しく成長していくのではと予想しています。シリアスな中でも次の場面ではコミカルさがすぐ出てきたり、豪華俳優陣で見られるのが贅沢ですね。
三谷脚本の大河ドラマなのでコメディタッチで明るく楽しめる場面も多いものの、歴史上残酷でつらい展開も多く、そのギャップがこのドラマの魅力になっていると思います。主人公は小栗旬さん演じる義時ですが、あまり有名ではない存在ということもあり、今までにない地味な主人公なのも注目ポイントです。特に権力を持った頼朝に翻弄されることが多いですが、歴史上では派手な主要人物だけではなく、義時のような地味でありながらたくさん苦労してきた人がいたからこそ支えられてきた、ということを改めて感じることができます。
鎌倉殿は、今一番ハマって見ているドラマである。木曽義仲の最後はつい涙してしまった。木曽義仲は、義のある人だったんだなぁと感じた。今まで名前は知っていたが、どのような戦いをし、どのような最後を遂げたのかまでは知らなかった。あのような裏切りを受けても、頼朝を憎まないところ、後白河法王に最後に挨拶に行ったところ、感動した。それに対して、後白河法王をだんだん許せなくなってきた。なかなか感情移入できるドラマが最近ないが、すごく良い脚本だと感じている。ところどころに笑いがあるのもよい。
菅田将暉さん演じる義経が主人公かと思うくらいとても魅力的に描かれていて、彼の人間らしい振る舞いに目を奪われてしまいました。兄頼朝とのすれ違いがなんとも切なくて彼の最期には涙が止まりませんでした。大泉洋さん演じる頼朝も時に自分勝手に感じるものの、カリスマ性も感じるところがさすがだなと思います。三谷脚本らしいコミカルな演出はもちろんですが、行間が感じられる展開になっているのも素晴らしくて見入ってしまう理由のひとつですね。