俳優デビューは2005年の日本テレビドラマ「ごくせん」。2006年「ハリヨの夏」で映画初主演を果たす。2007年には映画「M」で第19回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門特別賞を受賞。2008年の映画「蛇にピアス」では、全身に刺青、顔に無数のピアスをした男を演じて話題となった。2011年の映画「軽蔑」で第35回日本アカデミー賞新人俳優賞、2012年の映画「苦役列車」で第36回日本アカデミー賞優秀助演男優賞、2013年の映画「横道世之介」で第56回ブルーリボン賞主演男優賞/第23回日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞と、出演するたびに高い評価を受けている。ドラマは、2012年WOWOWドラマW「罪と罰 A Falsified Romance」、2016年フジテレビ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 」、2016年度後期のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」などに出演。
1998年から2007年まで無名塾に所属し、舞台「どん底」や「セールスマンの死」などに出演。2008年映画「クライマーズ・ハイ」で注目を浴び、2010年「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」では中国人刑事役を熱演。その他、2013年「許されざる者」、2014年「るろうに剣心”京都大火編””伝説の最期編”」、2015年「はなちゃんのみそ汁」、2016年「64 -ロクヨン-」などにも出演。2016年ディズニー映画「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」では、時の番人”タイム”役 の日本語版声優を務めた。テレビでは、2008年TBS「ブラッディ・マンデイ」、2009年NHK「外事警察」、2012年NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」、2013年のTBS「半沢直樹」では第68回日本放送映画藝術大賞優秀助演男優賞を受賞し、主演した2014年テレビ東京「俺のダンディズム」では主演を務め、認知度を高める。2015年NHK「破裂」ではキャリア官僚・佐久間和尚役、2016年TBS「重版出来!」では漫画家・高畑一寸役を好演し、実力派俳優としての地位を確立し、映画「孤狼の血」(2018)、「虹色デイズ」(2018)、テレビドラマ「半分、青い。」(2018)「東京独身男子」(2019)など数々の話題作に出演している。
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人類が戦争を二度と起こさないために、戦争という概念ごと葬り去ろうとする白い服の男の組織、これだけを聞くと、とても良いことをしているように聞こえますが、ストーリーが展開していくと、まさに正義の暴走とでも言うべき姿でした。しかも自分が正しいことをしていると信じて疑わないので質が悪いと感じます。しかし、戦争の話など少しでもしようものなら処罰されるという状況でも、人々は戦争のことを知りたかったり、子供が遊びに取り入れたりと一向に無くならない、これもまた真実だと感じました。多くの物語のように、この物語もラストに印象的な場面が用意されていました。子供たちが『「せ」ごっこ』(戦争ごっこの事)をしている通報を受け、射殺やむなしとの白い服の男、かれに従い付いて行く新入隊員、銃声が鳴り響きエンディングを迎えると、この銃声は禁を犯している子供たちを撃ったものなのか、それとも白い男に対して常軌を逸していると感じた新入隊員が白い男を撃ったのか、考えさせられる興味深い閉幕でした。