書けない呪いから解放され、正社員登用へのチャンスとなる映画のノベライズも無事書き終えた目黒澪(小芝風花)。だが、マルチメディアクリエイター・黒原光一(六角精児)の一声で映画は飛び、ノベライズも没になってしまう。そのお詫びとして小暮梢(武田梨奈)の計らいで、澪は優秀な人材のみが参加できるセミナー合宿に参加させてもらえることに。
澪や参加者たちは、セミナー会場に集められて課題が与えられ、それぞれ小部屋に送り込まれるが、そこは携帯も通じず、外部との連絡や外出は一切禁止。戸惑う澪だったが、梢に「期待している」と声をかけられ、困ったら食べてと蜘蛛の印が入った缶の飴をもらう。上竜樹(安井順平)の指示で澪は自分が出した企画のプロットを書くが一向に進まず、飲み物を取りに部屋を出ると、他のセミナー参加者に遭遇。が、その姿は最初に会った時とは別人で顔には線が入っており、まるで幽霊のように部屋に戻っていく。さらに、別の部屋からは悲鳴が聞こえ…! 恐怖で慌てて部屋に戻り、再び作業を進めようとするがやはり何も思いつかず、ふと梢からもらった飴を思い出し食べたところ、その直後に急に脳内に何かがひらめく。そして澪にも異変が見えはじめ…。
同じ頃、澪を心配する伊和(松本まりか)がセミナー会場の住所を調べたところ、住所はでたらめだと判明。携帯も繋がらないことに不安を覚え、小豆沢流(岩崎う大)をシェアハウスに呼び出す。妖怪たちが問い詰めたところ、小豆沢はある恐ろしい噂を白状する…!
感想・コメント
ryo. さん
50代後半 男性
原稿をやっと書き上げたのに、いきなりボツにされて特別研修という名目で、若手の才能のある人達を合宿に誘って、若手のアイデアをセミナー合宿で奪い取ってしまうストーリー。バズる作品を書かせる、澪はいつも妖怪さん達に助けてもらいながら、日々を乗り越えていくストーリーが毎話楽しめる。妖怪よりも怖いのは、本当は人間の欲望や策略だと感じさせられる。今回は、売れっ子作家を祀るような流れの中で、澪が謎の薬物で操られてしまう展開が面白いです。